麻雀の役

四暗刻(スーアンコウ)

投稿日: 07/22/2021 更新日:

キャラクターイラスト:さゆ吉様, 麻雀牌等の素材イラスト:Ella_why様

了平
今回も、麻雀の役の解説だね!
和子
麻雀の役の一つ、四暗刻(スーアンコウ)について見ていくよ!

今回の記事では、麻雀の役の一つである四暗刻(スーアンコウ)について解説していきます。

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四暗刻(スーアンコウ)の基本形

四暗刻(スーアンコウ)

役満メンゼン役(鳴き不可)

【四暗刻(スーアンンコウ)の和了例】

【四暗刻(スーアンンコウ)の和了例】

四暗刻(スーアンコウ)は、暗刻(アンコ)を4組揃えると成立します。

鳴きは不可で、あがると役満となります。

和子
暗刻(アンコ)ってのは、ポンやロンなどをしないで、ツモってきた牌だけで作った刻子(コーツ)のことね!

麻雀用語を覚えよう

役満

麻雀の役の中でも非常に難易度の高いもの、もしくはその役で和了したときに獲得できる点数のこと。(親48,000点/子32,000点)

 

四暗刻(スーアンコウ)の成立条件

四暗刻(スーアンコウ)の条件

  1. アタマ1組、面子4組揃えば和了
  2. 暗刻(アンコ)を4組揃えること
  3. メンゼンであること

四暗刻(スーアンコウ)の条件は上記のようになります。以下でさらに詳しく条件を解説していきます。

 

アタマ1組、面子4組が揃えば和了!

四暗刻(スーアンコウ)であがるには、手牌の中でアタマ(=雀頭)1組、面子(メンツ)4組を揃える必要があります。

 

暗刻(アンコ)を4組揃える

暗刻(アンコ)』とは、ポンやロンなどをせずに自分でツモった牌だけで作った刻子のことです。

四暗刻(スーアンコウ)であがるには、暗刻を4組揃える必要があります。

 

鳴きOK!ポン、チー、カンは制限なし

四暗刻(スーアンコウ)は、『門前(メンゼン)』でないと成立しません。メンゼンというのは、『鳴き、副露(フーロ)』をしていない状態のことです。ポンやチーを1度でもしてしまうと、四暗刻(スーアンコウ)にはならないということです。ただし、ロンは鳴きには含まれないため、ロンをしても四暗刻(スーアンコウ)であがることができます。

【ポンやチーすると四暗刻(スーアンコウ)にはならない】

【ポンやチーすると四暗刻(スーアンコウ)にはならない】

了平
ポンで作った刻子は暗刻にはならないから、そこは注意が必要だね!

四暗刻(スーアンコウ)の条件

  1. アタマ1組、面子4組揃えば和了
  2. 暗刻(アンコ)を4組揃えること
  3. メンゼンであること

麻雀用語を覚えよう

刻子(コーツ)

面子の一種。全く同じ種類の麻雀牌3枚の組み合わせのこと。

暗刻(アンコ)

ポンやロンなどをせず、自分でツモった牌だけで作った刻子のこと。

門前(メンゼン)

ポン、チーなどの鳴きをしていない状態のこと。

鳴き、副露(フーロ)

他家の捨て牌を奪って自分の手牌に加える行為のこと。

ポン

他家の捨て牌を1枚奪って、刻子を作る行為のこと。

チー

他家の捨て牌を1枚奪って、順子を作る行為のこと。

カン

槓子を作る行為のこと。

ロン

他家が自分の和了牌を捨てたとき、その捨て牌を奪ってあがること。

 

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四暗刻(スーアンコウ)の点数は?

四暗刻(スーアンコウ)で和了すると、親なら48,000点、子なら32,000点獲得できます。四暗刻(スーアンコウ)に限らず、役満はこの一律この得点になります。

和子
詳しい点数計算については、以下の記事も参考にしてみてね!

 

四暗刻(スーアンコウ)の注意点!ロンするときは?

ロンすると暗刻にならない

暗刻(アンコ)を作るときの注意点として、ロンをして作った刻子も暗刻にはならないという点があります。

リーチなどのメンゼン役はロン和了も許されていますが、暗刻ではロンはNGとなるので注意しましょう。

 

暗槓(アンカン)はOK

手牌に同種の牌が4枚あるとき、『カン!』と宣言して4枚の牌を晒すことで、『槓子(カンツ)』を作ることができます。こうして槓子を作る行為を『暗槓(アンカン)』と言い、暗槓で作った刻子は暗刻の一種として見なされます。

つまり、暗槓をしても四暗刻(スーアンコウ)は成立し得るということです。

【暗槓(アンカン)の例】

【暗槓(アンカン)の例】

和子
カンの詳しい手順は以下の記事を参考にしてみてね!

 

シャボ待ちの四暗刻に注意

四暗刻(スーアンコウ)を狙っている時は、『シャボ待ち、シャンポン待ち』の形に気をつけましょう。

例えば以下のような例を考えてみます。このように、あと1枚あれば和了できる状態のことを、『聴牌(テンパイ)』と言います。聴牌(テンパイ)の中でも、面子(メンツ)3組と対子(トイツ)2組ができており、和了牌が2種類ある状態のことを、『シャボ待ち、シャンポン待ち』と言います。例えば以下の例では、対子を作っている一索と八索が和了牌となっていて、シャボ待ちの形になっていることがわかります。

【シャボ待ちの例】

【シャボ待ちの例】

ここで、既に暗刻が3組完成しているため、あと1組暗刻ができれば四暗刻(スーアンコウ)が完成します。そのため、一索や八索をツモってツモ和了すれば、四暗刻(スーアンコウ)となります。しかし、ロン和了であがってしまうと4つ目の暗刻ができないため、四暗刻(スーアンコウ)ではなくなってしまいます。

暗刻が3組あってシャボ待ちの形の場合、ツモ和了なら四暗刻(スーアンコウ)が付きますがロン和了なら役が付かなくなってしまうので気をつけましょう。なお、ロン和了しても三暗刻(サンアンコウ)という2翻役と、対々和(トイトイホー)という2翻役は必ず付くので最低でも4翻は付きます。

和子
暗刻が3つあると三暗刻、暗刻に限らず刻子が4組あると対々和って役が付くの!ここはちょっと複雑だったかな?

麻雀用語を覚えよう

槓子(カンツ)

全く同じ種類の麻雀牌4枚の組み合わせのこと。4枚組だが面子として扱う。

暗槓(アンカン)

自分の手牌の中から同種の麻雀牌4枚を公開し、槓子を作る手順のこと。

和了(あがり/ホーラ)

役を揃えること。和了となると、揃えた役に応じた得点を得られる。

聴牌(テンパイ)

あと1枚あれば上がれる状態のこと。

和了牌、待ち牌

聴牌の時、和了に必要な最後の1枚の牌のこと。

対子(トイツ)

同じ種類の牌2枚のペアのこと。

シャボ待ち、シャンポン待ち

面子3組、対子2組ができている状態で、対子を作っている2種の牌が和了牌になっている待ちのこと。

ロン和了

他家が自分の和了牌を捨てたとき、その捨て牌を奪ってあがること。

ツモ和了

ツモった牌が和了牌だったとき、そのままあがること。

 

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四暗刻単騎って?

単騎待ちなら、ツモ和了もロン和了もOK

面子が4組できていて、あとはアタマが1組できれば和了できる状態のことを、『単騎待ち(タンキマチ)』と言います。

例えば、以下の例は既に暗刻が4組できている単騎待ちの状態です。この場合は、ツモ和了でもロン和了でも暗刻が4組できていることになるので、四暗刻(スーアンコウ)が成立します。

【八索で四暗刻単騎】

【八索で四暗刻単騎】

 

四暗刻単騎はダブル役満!?

単騎待ちで和了する四暗刻(スーアンコウ)は、『四暗刻単騎(スーアンコウタンキ)』という『ダブル役満』の役として扱う場合があります。

了平
ダブル役満なら、普通の役満のさらに2倍の得点になるんだね!

麻雀用語を覚えよう

単騎待ち

面子が4組できていて、あとはアタマが1組できれば和了できる待ちのこと。

ダブル役満

役満が2つ複合したときや、役満の中でも非常に難しい和了形を完成させたとき、役満の2倍の点数として扱うこと。ローカルルールの一つ。(親96,000点/子64,000点)

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まとめ

和子
今回は四暗刻(スーアンコウ)について解説したよ!

POINT

  • 役満
  • 暗刻を4組揃えること
了平
暗刻の作り方に注意しないといけないね!

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