今回の記事では、牌山についてを解説していきます。
壁牌(ピーパイ)、牌山(ハイヤマ)って?
牌山=麻雀卓に積まれる牌のこと
『牌山(ハイヤマ)』とは、麻雀で遊ぶときに卓に積まれる牌のことで、各プレイヤーの前に1山ずつ積むため計4山あります。『壁牌(ピーパイ)』とも言います。
牌山の数は?17枚×2段で積まれる
一つの牌山は、17枚×2段=34枚あります。牌山を4つ積むと34枚×4=136枚となり、1ゲームに使う麻雀牌の数と等しくなります。つまり、正しく牌山を積めば麻雀牌をきっちり使い切ることになるのです。
1幢(トン)、2幢(トン)…と数える
牌山の上下2枚の組み合わせを、『幢(トン)』と言います。2枚1組で、1幢(トン)、2幢(トン)…と数えます。
王牌(ワンパイ)とドラ表示牌
牌山のうち、7トン分(14枚)はゲーム開始前に切り離されます。この切り離された牌は『王牌(ワンパイ)』といい、ゲームから除外されます。王牌は、基本的にはプレイヤーの手元に渡ることはないのです。
また王牌の内の1枚は『ドラ表示牌』と言って表向きにされます。ドラ表示牌は、そのゲーム中のボーナス牌である『ドラ』を示すための牌です。
麻雀用語を覚えよう
王牌(ワンパイ)
ゲームから除外する14枚の牌のこと。ごく一部の例外を除いて、王牌が誰かの手牌の内に入ることはない。
ドラ表示牌
ドラを示すための牌。
ドラ
上がった時に手牌の中にドラがあると点数にボーナスがつく。
牌山の積み方、配牌しよう
麻雀のゲームで遊ぶときは、まず牌山を積むところから始まります。牌山の積み方はざっくり以下のような流れになります。
- 洗牌(シーパイ)=シャッフルする
- 砌牌(チーパイ)=牌山を積む
- 開門(カイメン)=王牌を決める
- 配牌(ハイパイ)=手牌を配る
洗牌(シーパイ)=シャッフルしよう!
牌山を積む前に、麻雀牌をジャラジャラとシャッフルします。このこれを『洗牌(シーパイ)』と言います。
砌牌(チーパイ)=牌山を積もう!
洗牌が終わったら、各プレイヤーがそれぞれ自分の前に2段×17枚の牌山を積みます。牌山を積むことを『砌牌(チーパイ)』と言います
開門(カイメン)=サイコロで王牌を決めよう!
牌山を積み終わったら、サイコロでゲームから除外する王牌を決めます。これを『開門(カイメン)』と言います。
配牌(ハイパイ)=手牌を配ろう!
王牌を決めたら、各プレイヤーに手牌を配ります。これを『配牌(ハイパイ)』と言います。
麻雀用語を覚えよう
洗牌(シーパイ)
麻雀牌をジャラジャラとシャッフルすること。
配牌(ハイパイ)
各プレイヤーに麻雀牌を配ること。親に14枚、子にそれぞれ13枚配る。
手牌(てはい)詳細
自分の手元に持っている麻雀牌のこと。
牌山の取り方
牌山から1枚ツモって、1枚捨てることでゲームが進む
麻雀は、各プレイヤーが牌山から1枚取って手牌に加え、手牌から1枚選んで捨てることでゲームが進行していきます。これを繰り返していくことで、各プレイヤーの手牌はどんどん入れ替わっていきます。
牌山から1枚取って手牌に加えることを『ツモる』、手牌から1枚選んで捨てることを『打牌(だはい)』と言います。
牌山を取るときは、時計回りに取っていく
牌山からツモるときは、時計回りに順番に取っていきます。
プレイヤーの順番は、反時計回り
プレイヤーの順番は、反時計回りに進みます。つまり、牌山の取っていく順とは逆回りになるのです。
麻雀用語を覚えよう
ツモる
牌山から麻雀牌を1枚とって手牌に加える行為。
打牌(だはい)
手牌から河に牌を捨てること。
牌山のマナー!斜めにする!?
必要以上に牌山に触らない
必要以上に牌山に触らないようにしましょう。場合によっては、イカサマを疑われてしまう場合もあります。
ゲーム終了後に牌山の中身を見るのはマナー違反
ゲームが終わった後に、牌山の中身を見るのもマナー違反になります。ついつい気になってしまいますが、ぐっと我慢しましょう。
牌山を、ちょっと斜めにするのが心遣い
牌山を積んだ後は、右側を前に出して斜めにすると良いでしょう。これは、正面のプレイヤーが牌を取りやすくする等の意味があります。右手で牌をとるプレイヤーが多いので、向かって左側の牌はどうしても取りにくくなるのです。
この牌山を斜めにする行為は必ずやらなければいけないというわけではありませんが、覚えておくと良いでしょう。
まとめ
- 牌山とは、各プレイヤーの前にある牌の山のこと
- 2段×17枚を積む
- 取っていく牌は、時計回りに