今回の記事では、麻雀牌の配り方を解説していきます。
なお、スマホアプリなどのネット麻雀では、コンピューターが牌を配ってくれるので、今回の記事で紹介する方法を知らなくても麻雀で遊ぶことができます。
Contents
牌山(ハイヤマ)を積もう
まずは洗牌(シーパイ)でシャッフル!
麻雀牌を配る前に、まずは牌を裏に向けたままよくかき混ぜてシャッフルしましょう。このシャッフルのことを『洗牌(シーパイ)』といいます。
2段×17枚の牌山を積む
洗牌が終わったら、麻雀牌を裏に向けたまま各プレイヤーの前に2段×17枚の山を作ります。この山のことを『牌山(ハイヤマ)』と言います。
各プレイヤーが牌山を積めば、全部で2段×17枚×4人=136枚となり麻雀牌の合計数と等しくなります。つまり正しく牌山を積めれば、麻雀牌をきっちり過不足なく使い切っているはずです。
ゲームから除外する王牌(ワンパイ)を決める
牌山を積んだら、『王牌(ワンパイ)』を決めます。王牌は、ゲームから除外する14枚の牌のことです。
王牌は、親の人が2個のサイコロを振って決めます。親から反時計回りに出た目の分を数え、そのプレイヤーの前の牌山の右端から出た目の数だけ切り離します。そして、切り離したところから右に数えて2段×7枚=14枚の牌を王牌とします。
例えば上の図でAさんがサイコロを振って「6」を出せば、Bさんの前に積まれた牌山の右端から6枚目のところを切り離します。そして切り離したところから右に7つ数えたところが王牌となるのです。この例では、王牌は右隣のプレイヤーの牌山からはみ出るため、さらに右隣のプレイヤーの牌山の一部も王牌となります。
麻雀用語を覚えよう
洗牌(シーパイ)詳細
麻雀牌をジャラジャラとシャッフルすること。
牌山(ハイヤマ)詳細
各プレイヤーの前に積まれた、2段×17枚の麻雀牌の山のこと。
王牌(ワンパイ)詳細
ゲームから除外する14枚の牌のこと。ごく一部の例外を除いて、王牌が誰かの手牌の内に入ることはない。
麻雀牌の配り方!配牌(ハイパイ)
親に14枚、子に13枚配る
牌山ができたらいよいよ各プレイヤーに牌を配ります。なお、最初に麻雀牌を配ることを『配牌(ハイパイ)』と言います。
麻雀の手牌は基本的に13枚になるのですが、配牌するときは親に14枚、子に13枚配ります。麻雀を遊ぶとき、自分のターンが回ってくると牌山から1枚ツモって1枚捨てるということを繰り返すわけですが、最初の親のツモりを省略して、あらかじめ14枚(手牌13枚+ツモ1枚分)配ってしまうのです。
親から順に、反時計回りに取っていく
配牌するときは、親から順に反時計回りで牌山から自分の牌を取っていきます。このとき、牌山の牌は時計回りに取っていくため逆回りになることを覚えておきましょう。
まずは4枚取るのを3順し、各プレイヤーに12枚ずつ配る
配牌するとき、まずは各プレイヤーが2段×2枚の計4枚のブロックを一気に取っていきます。これを3巡すれば、各プレイヤーの手元にそれぞれ12枚の牌がいきわたることとなります。
親のチョンチョンで2枚、子は1枚取る
最後は、親が2枚、子が1枚ずつ牌を取れば配牌は完了です。ここで、親は1個飛ばしに上の段の牌を2枚取り、それから子が1枚ずつ取っていきます。この親が1個飛ばしに2枚取る行為は、「チョンチョン」などと表現することがあります。
ドラ表示牌をオープン
王牌の左から3つ目上段の牌をめくる
配牌が終わったら、王牌の左から3つ目、上段の牌をめくって公開しましょう。これが『ドラ表示牌』となります。
めくった牌の次の牌がドラ!持っているとボーナスがつく
ドラ表示牌の次の牌が『ドラ』となります。
例えば、ドラ表示牌が一萬ならドラは二萬、ドラ表示牌が二萬ならドラは三萬…といった具合です。なお、九萬などの9の数字の牌がドラ表示牌だった場合は、一萬などの1の牌がドラになります。また、風牌は東⇒南⇒西⇒北⇒東⇒南⇒……、三元牌は白⇒發⇒中⇒白⇒發⇒……の順に数えます。
ドラとは、簡単にいうとボーナスがつく牌のことで、あがった時に手牌の中にドラがあれば、点数がおおよそ2倍になります。
いよいよゲームスタート!
ここまで終わったらゲームスタートです。親は手牌が14枚あるはずなので、ツモらずに1枚捨て、南家のプレイヤーからツモっていきます。
ツモる牌は時計回りに、ツモる人は反時計回りに進みます。
まとめ
- 各プレイヤーの前に2段×17枚の牌山を作る
- サイコロで王牌を決める
- 親に14枚、子に13枚配る
- ドラ表示牌をオープン