今回の記事では、王牌について解説していきます。
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王牌(ワンパイ)って?ゲームから除外する14枚の牌
王牌(ワンパイ)は、牌山の中からランダムで選ばれた14枚の牌
『王牌(ワンパイ)』とは、『牌山(ハイヤマ)』中からランダムで選ばれた7列2段=計14枚の牌のことです。
王牌(ワンパイ)は、基本的にゲームから除外する
王牌(ワンパイ)は、基本的にはゲームから除外されます。そのためゲームが進行していっても原則的にはプレイヤーが王牌をツモることはありません。
麻雀用語を覚えよう
牌山(ハイヤマ)詳細
2段×17枚の麻雀牌の山。プレイヤーがここから麻雀牌を引いて手牌に加えていくことでゲームが進行する。
ツモる詳細
牌山から麻雀牌を1枚とって手牌に加える行為。
王牌(ワンパイ)の決め方
親がサイコロを振って王牌を決める
王牌(ワンパイ)は、局の開始前に親が2個のサイコロを振って決めます。
親から反時計回りに出た目の分を数え、そのプレイヤーの前の牌山の右端から出た目の数だけ切り離します。そして、切り離したところから右に数えて2段×7枚=14枚の牌を王牌とします。
例えば上の図でAさんがサイコロを振って「6」を出せば、Bさんの前に積まれた牌山の右端から6枚目のところを切り離します。そして切り離したところから右に7つ数えたところが王牌となるのです。この例では、王牌は右隣のプレイヤーの牌山からはみ出るため、さらに右隣のプレイヤーの牌山の一部も王牌となります。
嶺上牌、ドラ表示牌、裏ドラ、槓ドラって?
ドラ表示牌:左から3列目上段の牌、ドラを示す
王牌の左から3列目、上段の牌を『ドラ表示牌』と言います。このドラ表示牌はゲーム開始時に表を向けるようにしましょう。
ドラ表示牌の次の牌がその局『ドラ』となります。例えば、ドラ表示牌が一萬ならドラは二萬、ドラ表示牌が二萬ならドラは三萬…といった具合です。なお、九萬などの9の数字の牌がドラ表示牌だった場合は、一萬などの1の牌がドラになります。また、風牌は東⇒南⇒西⇒北⇒東⇒南⇒……、三元牌は白⇒發⇒中⇒白⇒發⇒……の順に数えます。
ドラとは、簡単にいうとボーナスがつく牌のことで、あがった時に手牌の中にドラがあれば、1翻増して点数計算をすることになります。
裏ドラ:ドラ表示牌の下の牌、リーチで和了したらドラ表示牌に
ドラ表示牌の下段にある牌を『裏ドラ』と言います。
裏ドラは基本的にはゲームに用いることはありませんが、誰かがリーチで和了した場合のみにめくって表を見ることになります。裏ドラは2枚目のドラ表示牌として扱います。そのため、リーチで和了すればドラが乗るチャンスが増えるということです。
嶺上牌:王牌の左4枚、カンをしたときにツモる
王牌(ワンパイ)の左2列2段の4枚の牌を、『嶺上牌(リンシャンハイ)』と言います。
嶺上牌は基本的にはプレイヤーがツモることはありませんが、カンをしたときのみ嶺上牌から牌を1枚ツモります。嶺上牌をツモると一時的に王牌(ワンパイ)が1枚減って13枚になってしまいます。そのため、牌山の最後の1枚を王牌(ワンパイ)の一番右にくっつけて1枚補充します。なお、牌山の最後の1枚のことを『海底牌(ハイテイハイ)』と言います。
槓ドラ:王牌の右8枚、カンをしたらめくる
王牌(ワンパイ)の右4列2段の8枚の牌を、『槓ドラ(カンドラ)』と言います。
カンをして嶺上牌をツモって捨てた後に、一番左の槓ドラを表に向けます。表に向けた槓ドラは通常のドラ表示牌と同じように扱います。つまり、カンをするたびにドラが1枚増えていくことになるのです。
また槓ドラが表になっている状態で誰かがリーチで和了したら、下段にある槓ドラも裏ドラとしてめくることができます。つまり、カンをしてドラが増えれば、その分裏ドラも増えていくわけです。
麻雀用語を覚えよう
ドラ表示牌
ドラを示すための牌。この牌自体はドラでも何でもない上、プレイヤーの手牌に渡ることもない。
ドラ
和了した時に手牌の中にドラがあると点数にボーナスがつく。
嶺上牌(リンシャンハイ)
王牌のうち、ドラ表示牌より左側にある4枚の牌のこと。
カン
槓子を作る行為のこと。
海底牌(ハイテイハイ)
牌山の中にある牌うち、最後にツモられる牌のこと。
槓ドラ
カンをしたときに追加される新たにオープンされるドラ表示牌のこと。
まとめ
- 王牌は、ゲームから除外する14枚の牌
- 王牌は、サイコロを2回振って決める
- 王牌の中には、嶺上牌、ドラ表示牌、裏ドラ、槓ドラがある