今回の記事では、嶺上牌について解説していきます。
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嶺上牌(リンシャンハイ)って?王牌(ワンパイ)の左端4枚の牌
嶺上牌の場所は?王牌の左端4枚の牌
『嶺上牌(リンシャンハイ)』とは、『王牌(ワンパイ)』の内、正面のプレイヤーから見て左端4枚の牌のことです。
なお、王牌とは局の開始時にサイコロで決められる14枚の牌のことで、基本的にゲームから除外されてプレイヤーにツモられることのない牌のことです。嶺上牌も王牌に含まれるため、これらも基本的にツモられることはありません。
嶺上牌は、「リンシャンハイ」と読む
『嶺上牌』は、『リンシャンハイ』と読みます。
麻雀用語を覚えよう
王牌(ワンパイ)詳細
ゲームから除外する14枚の牌のこと。ごく一部の例外を除いて、王牌が誰かの手牌の内に入ることはない。
牌山(ハイヤマ)詳細
2段×17枚の麻雀牌の山。プレイヤーがここから麻雀牌を引いて手牌に加えていくことでゲームが進行する。
カンをしたら、例外的に嶺上牌をツモる
カンをしたら、嶺上牌をツモる
先ほど、嶺上牌は基本的にツモられることはないと説明しましたが、カンをした場合のみ例外的に嶺上牌がツモられます。
嶺上牌を4枚使いきったら?4回目のカンは流局
嶺上牌は4枚しかないため、4回カンをすると嶺上牌を使い切ってしまい、以降のカンでツモる牌がなくなってしまうように思います。そのため、カンの回数に関するルールがあります。
カンができるのは基本的に1局に3回までで、4回目のカンが発生したときは『流局』となります。このルールのことを、『四開槓(スーカイカン)』と言います。
滅多にあることではありませんが、1人で4回カンをすることは例外的に認められています。なお、1人で4回カンをした後にあがることができれば、『四槓子(スーカンツ)』という役満となります。この場合、5回目のカンはしてはいけないというルールとなります。
嶺上牌でツモ和了したら、『嶺上開花』という役が付く
カンでツモった嶺上牌でツモ和了したら、『嶺上開花(リンシャンカイホウ)』という1翻役が付きます。
麻雀用語を覚えよう
カン詳細
槓子を作る行為のこと
流局詳細
誰も役を作れず、引き分けになること。
四開槓(スーカイカン)
1局の間で4回カンが発生すると、途中流局になるというルールのこと。
ツモ和了詳細
ツモった牌が和了牌だったとき、そのままあがること。
嶺上牌を下ろす?麻雀のマナー
ドラ表示牌をめくる前に、嶺上牌を下ろす
局を開始するタイミングで、嶺上牌の右隣にある『ドラ表示牌』をめくって表を向けます。このとき、端っこの嶺上牌を1枚下ろしてからドラ表示牌をめくるのがマナーとされています。
これは、ドラ表示牌をめくった時に誤って嶺上牌を落としてしまうことを防止する意味があります。
麻雀用語を覚えよう
ドラ表示牌
ドラを示すための牌。この牌自体はドラではなく、プレイヤーの手牌に渡ることもない。
まとめ
- 嶺上牌とは、王牌の左端4枚の牌
- カンしたときは嶺上牌をツモる