今回の記事では、順子(シュンツ)について解説していきます。
順子(シュンツ)って?数字が連続する3枚組
順子(シュンツ):萬子、筒子、索子のいずれか1種で、数字が連続する3枚組
『順子(シュンツ)』は、手牌の中の、萬子、筒子、索子のいずれか1種で、数字が連続する3枚の牌の組み合わせです。
順子を作れるのは数牌のみ、字牌では作れない
順子はその定義から、『数牌(シュウパイ)』でないと作れません。『字牌(ツーパイ)』で順子を作ることはできないので注意しましょう。
順子は、『シュンツ』と読む
順子の読み方は、『シュンツ』です。
麻雀用語を覚えよう
手牌(てはい)詳細
自分の持っている13枚の麻雀牌。
萬子(マンズ)詳細
漢字の「萬」が描かれた麻雀牌。
筒子(ピンズ)詳細
コインをモチーフとした丸いマークが描かれた数牌。
索子(ソーズ)詳細
竹をモチーフとしたマークが描かれた数牌。
数牌(シュウパイ)詳細
1~9の数を表す牌。
字牌(ツーパイ)詳細
漢字だけが書かれた牌。
順子からどうやって、役を作る?
順子は、面子になる
麻雀は、手牌の組み合わせで『役』という特別な組み合わせを揃えれば『和了(あがり/ホーラ)』となり、点数を得ることができます。役を揃えるには、1組の『雀頭(ジャントウ)』と、4組の『面子(メンツ)』を揃える必要があるのですが、順子は面子として扱うことができます。
面子には、順子と刻子がある
面子として扱うことのできる3枚組には、順子のほかに『刻子(コーツ)』があります。
『刻子(コーツ)』は、同種の牌3枚の組み合わせのことです。
麻雀用語を覚えよう
役(やく)詳細
麻雀牌の特別な組み合わせのこと。麻雀では、ツモって捨てることを繰り返して手牌で役を作ることを目指していく。
和了(あがり/ホーラ)詳細
役を揃えること。和了となると、揃えた役に応じた得点を得られる。
雀頭(ジャントウ)、アタマ詳細
役を作るために必要な、2枚1組の麻雀牌の組み合わせのこと。上がるためには雀頭が1つ必要になる。
面子(メンツ)詳細
役を作るために必要な、3枚1組の麻雀牌の組み合わせのこと。上がるためには面子が4つ必要になる。
刻子(コーツ)
面子の一種。種類も数字も全く同じ3枚の麻雀牌の組み合わせのこと。
順子を使う役
順子を揃えることが必要条件となる役は、『平和(ピンフ)』、『一盃口(イーペーコー)』、『二盃口(リャンペーコー)』、『一気通貫(イッキツウカン)』、『三色同順(サンショクドウジュン)』の5種類になります。
もちろん、上記の5つ以外の役を揃えるときに順子を使っていけないというわけでありません。あくまで、上記の5つの役を揃えるためには絶対に1組以上の順子が必要というわけです。
平和(ピンフ)
1翻役メンゼン役(鳴き不可)
平和(ピンフ)は、面子がすべて順子でかつ、アタマが役牌(三元牌、場風牌、自風牌)以外でかつ、両面待ちであがったときに成立します。
メンゼン役で、あがると1翻がつきます。
一盃口(イーペーコー)
二盃口(リャンペーコー)
一気通貫(イッキツウカン)
2翻役食い下がり1翻
一気通貫(イッキツウカン)は、萬子、筒子、索子のいずれかで『123』『456』『789』の順子を揃えると成立する役です。
門前であがると2翻、鳴いてあがると1翻つきます。
三色同順(サンショクドウジュン)
2翻役食い下がり1翻
三色同順(サンショクドウジュン)は、萬子、筒子、索子でそれぞれ同じ数字の順子を揃えると成立します。
門前であがると2翻、鳴いてあがると1翻がつきます。
補足
同じ順子が3つあるときは?
同じ牌の組み合わせの順子が3組あるような形で和了した場合、何か特別な役が付くように思います。しかし、実際には同じ牌の組み合わせの順子が2組で成立する『一盃口』の役しか付きません。
例えば以下のような手牌で和了した場合は、[111222333]の部分で同じ牌の組み合わせの順子が3組できています。それでも、結局1翻役の一盃口しか付きません。
ただし、[111222333]を3組の刻子と見なし、例えば全て暗刻だった場合は2翻役の三暗刻が付きます。
なお、ローカルルールではありますが、同じ牌の組み合わせの順子が3組ある場合、『一色同順(イッショクドウジュン)』という役を認めることがあります。ただしこの役はほとんどのルールで採用されていません。
塔子、対子、順子、刻子、槓子
牌の組み合わせに関する用語
順子(シュンツ)のように、牌の組み合わせに関する用語は様々なものがあります。ここでは対子のほかに、『塔子(ターツ)』『対子(トイツ)』『刻子(コーツ)』『槓子(カンツ)』について触れておきます。
塔子(ターツ):萬子、筒子、索子のいずれか1種で、数字が連続する2枚組
『塔子(ターツ)』は、萬子、筒子、索子のいずれか1種で、数字が連続する2枚の牌の組み合わせです。塔子のみでは雀頭や面子にはなりませんが、これに1枚加えることで面子になります。
対子(トイツ):同種の牌の2枚組
『対子(トイツ)』は、同種の牌2枚の組み合わせのことです。対子は、雀頭として扱うことができます。
順子(シュンツ):萬子、筒子、索子のいずれか1種で、数字が連続する3枚組
『順子(シュンツ)』は先ほど説明したように、萬子、筒子、索子のいずれか1種で、数字が連続する3枚の牌の組み合わせです。順子は面子として扱うことができます。
刻子(コーツ):同種の牌の3枚組
『刻子(コーツ)』は先ほど説明したように、同種の牌3枚の組み合わせのことです。刻子は、面子として扱うことができます。
槓子(カンツ):同種の牌の4枚組
『槓子(カンツ)』は、同種の牌4枚の組み合わせのことです。槓子は、『カン』という特別な操作をすることで、面子として扱うことができます。
麻雀用語を覚えよう
塔子(ターツ)
同じ種類で数字が連続した2枚の麻雀牌の組み合わせのこと。
対子(トイツ)詳細
種類も数字も全く同じ2枚の麻雀牌の組み合わせのこと。
槓子(カンツ)
全く同じ種類の麻雀牌4枚の組み合わせのこと。4枚組だが面子として扱う。
カン
槓子を作る行為のこと。
まとめ
- 順子は、萬子、筒子、索子のいずれか1種で、数字が連続する3枚の牌の組み合わせのこと
- 順子は、面子として扱うことができる