今回の記事では、手牌について解説していきます。
Contents
手牌とは?どんな意味?
手牌=自分の手元にある牌のこと!
『手牌(てはい)』とは、麻雀のゲームにおいて自分の手元に持っている牌のことです。トランプなどのカードゲームにおける手札とほぼ同義となります。
数は13枚!
手牌の数は13枚です。各プレイヤーがそれぞれ13枚の手牌を持っています。
手牌は入れ替わっていく
麻雀では、自分の番が来たら『牌山(ハイヤマ)』から1枚牌を取って手牌に加え、その後手牌から1枚選んで『河(かわ、ホー)』に捨てます。つまり、ゲームが進行していくと、各プレイヤーの手牌の中身はどんどん入れ替わっていくことになるのです。
なお、牌山から1枚取ることを『ツモる』、手牌から1枚捨てることを『打牌(だはい)』と言います。ツモって打牌を繰り返しても手牌の枚数は13枚から変わず、中身が少しずつ入れ替わっていくことになります。麻雀は、このように手牌を入れ替えていくことで『役(やく)』という特別な組み合わせを作るのが目的となります。
麻雀用語を覚えよう
牌山(ハイヤマ)
2段×17枚の麻雀牌の山。プレイヤーがここから麻雀牌を引いて手牌に加えていくことでゲームが進行する。
河(かわ、ホー)
手牌から麻雀牌を捨てる場所のこと。
ツモる
牌山から麻雀牌を1枚とって手牌に加える行為。
打牌(だはい)
手牌から河に牌を捨てること。
役(やく)
麻雀牌の特別な組み合わせのこと。麻雀では、ツモって捨てることを繰り返して手牌で役を作ることを目指していく。
手牌の置き方、並べ方は?
相手から見えないように立てる
手牌を置くときは、相手から見えないように立てておきましょう。相手に手牌を見せてしまうのは『見せ牌』と言って、マナー違反というだけでなく、場合によってはペナルティを課される場合もあります。
牌の向きや順番は入れ替えてOK!理牌しよう!
手牌の順番や向きを見やすいように入れ替えることは『理牌(リーパイ)』といい、ルール上問題のない行為です。むしろ、牌の並びや向きがバラバラだと自分の役を見逃してゲームのスムーズな進行を妨げる場合もあるため、理牌は推奨される行為です。
麻雀用語を覚えよう
見せ牌
麻雀牌を他のプレイヤーに見せてしまうこと。
理牌(リーパイ)
手牌の向きや順番をきれいに並び変えること。
手牌の配り方
ゲームの前に配牌する
ゲームを開始するときは、牌山をきれいに積んで、各プレイヤーに手牌を配ります。この牌を積んで配る行為のことを『配牌(ハイパイ)』と言います。
親に14枚、子に13枚配る
配牌の時は、親に14枚、子に13枚の手牌を配ります。本来はどのプレイヤーも手牌は13枚になるはずですが、親の最初のツモを省略し、先に1枚多く配ってしまうのです。
麻雀用語を覚えよう
配牌(ハイパイ)
各プレイヤーに手牌を配ること。
親、子
ゲームの最初にツモと打牌をするプレイヤーを親、それ以外を子という。
手牌が多いor少なかったときは?
鳴き、副露で手牌は減っていく
手牌は13枚と説明しましたが、ゲームが進行していくと手牌が減っていく場合があります。
例えば、『鳴き、副露(フーロ)』と呼ばれる行為を行うと、自分の手牌の内の3枚を手牌から取り除き、相手プレイヤーに公開することになります。
補足
純手牌って?鳴いた牌も手牌に含む?
先ほど、鳴いたときは手牌から3枚取り除くと説明しましたが、鳴いた牌も含んで『手牌』と呼ぶ場合もあります。『手牌』という言葉が鳴いた牌も含むかどうかは文脈にもよるところがあり、少しわかりにくいところもあるかもしれません。
なお、手牌から鳴いた牌を除いたものを区別して『純手牌』と呼ぶ場合もあります。
取り忘れや捨て忘れ、『多牌』『少牌』はルール違反
牌を取り忘れたり捨て忘れたりすることで手牌の数が合わなくなってしまうことを、『多牌(ターパイ)』『少牌(ショウパイ)』と言います。多牌や少牌はルール違反となってペナルティが課されるので注意しましょう。
麻雀用語を覚えよう
鳴き、副露(フーロ)
手牌の一部を取り除き、相手プレイヤーに見えるように公開する行為のこと。
多牌(ターパイ)
手牌が13枚よりも多くなってしまっている状態のこと。
少牌(ショウパイ)
手牌が13枚よりも少なくなってしまっている状態のこと。
まとめ
- 手牌は、各プレイヤーが手元に持っている牌のこと
- 手牌は13枚
- ゲームの進行とともに、手牌はどんどん入れ替わっていく
- 手牌で役を作ることを目指す