今回の記事では、嶺上開花(リンシャンカイホウ)について解説していきます。
Contents
嶺上開花(リンシャンカイホウ)の基本形
嶺上開花(リンシャンカイホウ)
1翻役鳴きOK
嶺上開花(リンシャンカイホウ)は、カンをした後にツモった嶺上牌でツモ和了すると成立する役です。
鳴きに制限はなく、あがると1翻つきます。
嶺上開花(リンシャンカイホウ)の成立条件
- アタマ1組、面子4組揃えば和了
- カンをした後にツモる嶺上牌でツモ和了する
- 鳴き(ポン、チー、カン)は制限なし
嶺上開花の成立条件は上記のようになります。以下でさらに詳しく条件を解説していきます。
アタマ1組、面子4組が揃えば和了!
槍槓であがるには、手牌の中でアタマ(=雀頭)1組、面子(メンツ)4組を揃える必要があります。
カンをした後にツモる嶺上牌でツモ和了する
4枚組の面子(メンツ)である、『槓子(カンツ)』を作る行為を『カン』と言います。
面子(メンツ)は本来3枚組であるため、カンをすると手牌が1枚足りなくなってしまいます。そのため『嶺上牌(リンシャンハイ)』という特別な牌をツモることで手牌の数を合わせるのです。
このツモった嶺上牌が和了牌だった場合、嶺上開花という役が付きます。
鳴きOK!ポン、チー、カンは制限なし
嶺上開花では、鳴きに制限はありません。ポン、チーは自由にできます。
- アタマ1組、面子4組揃えば和了
- カンをした後にツモる嶺上牌でツモ和了する
- 鳴き(ポン、チー、カン)は制限なし
麻雀用語を覚えよう
手牌(てはい)詳細
自分の持っている13枚の麻雀牌。
槓子(カンツ)
全く同じ種類の麻雀牌4枚の組み合わせのこと。4枚組だが面子として扱う。
カン
槓子を作る行為のこと。
嶺上牌(リンシャンハイ)
カンをしたときにツモる牌のこと。
和了牌、待ち牌
聴牌(テンパイ)の時、和了に必要な最後の1枚の牌のこと。
嶺上開花(リンシャンカイホウ)の点数は?
麻雀の点数は、役ごとに決まっているわけではなく、手牌の組み合わせや和了の仕方など、様々な条件で決まります。
同じ嶺上開花で和了した場合でも、そのほかの条件によって点数は変わっていきます。ただ、あくまで参考ですが、親なら1,500~2,500点程度、子なら1,000~1,500点程度となる場合が多いでしょう。
嶺上開花(リンシャンカイホウ)の注意点
嶺上開花のみで和了できる
嶺上開花は、他の役が一切ついていなくても成立します。
ツモ和了扱いに!メンゼンツモとも複合する
嶺上開花であがった時は、ツモ和了した扱いになります。そのため、メンゼンツモなどのメンゼン役とも複合する可能性があります。
槓ドラをめくることができる
嶺上開花であがったときは、直前のカンによる『槓ドラ』をめくることができます。
嶺上開花の責任払い!?
『大明槓(ダイミンカン)』でカンをして嶺上開花となった場合、大明槓の牌を鳴かれたプレイヤーの『責任払い』となることがあります。カンの牌を振り込んだプレイヤーが、すべての得点を支払うことになるのです。
ただし、嶺上開花の責任払いについてはローカルルール的な扱いとなるため、採用している場合とそうでない場合があります。
麻雀用語を覚えよう
ツモ和了
ツモった牌が和了牌だったとき、そのままあがること。
槓ドラ
カンをしたときに追加される新たにオープンされるドラ表示牌のこと。
大明槓(ダイミンカン)
他家の捨て牌を奪い、自分の手牌の中の刻子と組み合わせて槓子を作る手順のこと。副露、鳴きの一種となる。
責任払い、包則(パオ)
麻雀のペナルティの一種。特定の役を確定させるような鳴きを許したプレイヤーが、あがったプレイヤーの獲得した得点のすべてを一人で支払うこと。
まとめ
- 1翻役、鳴きOK
- カンしたときにツモる嶺上牌でツモ和了すると成立