今回の記事では、ドラについて解説していきます。
Contents
ドラって?持っていると得点アップする牌
ドラとは、局ごとに決められるボーナス牌のこと
『ドラ』とは、麻雀におけるボーナスの牌のことです。各局ごとにドラとなる牌がランダムで決められます。
ドラの牌を持った状態で和了すると、得点UP
手牌にドラがある状態で和了すると、通常の場合と比べてもらえる得点がアップします。
ドラの点数は?1枚当たり1翻増える
和了したとき、手牌にドラが1枚あるごとに1翻増えることになります。『翻(ハン/ファン)』とは、得点計算を行うときに使われる単位の一つで、翻が1増えるごとに得点はおおよそ2倍になります。
麻雀用語を覚えよう
局(きょく)詳細
麻雀のゲーム1回分のこと。1局、2局……と数える。
手牌(てはい)詳細
自分の持っている13枚の麻雀牌。
和了(あがり/ホーラ)詳細
役を揃えること。和了となると、揃えた役に応じた得点を得られる。
翻(ハン/ファン)
和了したとき、役に応じて得られるポイントのこと。得られた翻と符で点数計算を行う。
ドラの決め方は?位置と仕組み
局の最初に、『ドラ表示牌』を決める
ドラは、局の最初に決められます。『王牌(ワンパイ)』の左から3つ目、上段の上を『ドラ表示牌』としてめくって公開します。
ドラ表示牌の次の牌がドラ!順番に注意
ドラ表示牌の次の牌がドラになります。ドラ表示牌がそのままドラになるわけではないので注意しましょう。
例えばドラ表示牌が一萬ならドラは二萬、ドラ表示牌が四索ならドラは五索といった具合です。また、九の次は一として順番を数えます。例えばドラ表示牌が九筒ならドラは一筒となるわけです。字牌については、白⇒發⇒中⇒白…、東⇒南⇒西⇒北⇒東⇒…と数えます。
麻雀用語を覚えよう
王牌(ワンパイ)詳細
ゲームから除外する14枚の牌のこと。ごく一部の例外を除いて、王牌が誰かの手牌の内に入ることはない。
ドラ表示牌
ドラを示すための牌。この牌自体はドラではなく、プレイヤーの手牌に渡ることもない。
特殊なドラ
裏ドラ:リーチで和了すると増えるドラ
リーチで和了したとき、和了したプレイヤーはドラ表示牌の下にある牌を見ることができます。この牌のことを『裏ドラ』と言います。
裏ドラは、2枚目のドラ表示牌として扱います。
槓ドラ:カンをしたら増えるドラ
誰かがカンをしたら、ドラ表示牌の右の牌も表に向けます。これを『槓ドラ』としてもう一枚のドラ表示牌として扱います。槓ドラは、誰かがカンをするたびに増えていきます。
槓裏:槓ドラの裏ドラ
槓ドラがめくられている状態で誰かがリーチで和了した場合、槓ドラの下にある牌も裏ドラとして見ることができます。これを『槓裏』と言います。
赤ドラ:赤色の牌は常にドラ
麻雀のローカルルールで、以下のような赤色の五萬、五筒、五索を1枚ずつ混ぜて使うことがあります。これらの牌は『赤ドラ』『赤牌』などと呼び、常にドラとして扱います。
麻雀用語を覚えよう
裏ドラ
ドラ表示牌の下に隠れた牌のこと。誰かがリーチであがった時だけ見ることができ、もう1枚のドラ表示牌として扱う。
槓ドラ
カンをしたときに追加される新たにオープンされるドラ表示牌のこと。
赤ドラ、赤牌
赤色の五萬、五筒、五索のこと。各1枚を使用する。和了したときに手牌の中にあればドラとして扱う。
ドラの計算例
以下の場合でのドラを計算する
例えば、以下のような形で和了した場合のドラがいくつになるか計算してみましょう。
ドラ9で役1翻なので、10翻になる
上の和了の例ではカンを2回しているためドラ表示牌は槓ドラ含めて3枚あり、それぞれ四筒、四筒、九萬になっています。つまり、ドラは五筒と一萬になります。また、ドラ表示牌に四筒が2枚あるため、手牌に五筒があれば1枚当たりドラ2という計算になります。
この例では、五筒が3枚あるためドラは2×3=6、さらに一萬が2枚あるためドラ2、そして手牌の五筒の内1枚は赤ドラなので、さらにドラは1枚増えます。合計すると2×3+2+1=ドラ9となるのです。なお、この和了形は役は發で1翻なので、ドラと合わせて10翻となります。
まとめ
- ドラの牌をもって和了すると1翻アップする
- ドラ表示牌の次の牌がドラ
- 裏ドラ、槓ドラ、赤ドラなどの特殊なドラもある