今回の記事では、麻雀の場所決めや、親決めのやり方を解説していきます。なお、今回紹介する方法はよく使われる方法ではありますが、じゃんけんなどで決めてしまっても構いません。
また、スマホアプリなどのネット麻雀では、コンピューターが自動で場所と親を決めてくれるので、今回の記事で紹介する方法を知らなくても麻雀で遊ぶことができます。
Contents
門風(メンフォン)って?親の風は東の方角?
座る場所や親を決めよう!
麻雀を始める前に、それぞれのプレイヤーの座る場所や、最初に親をするプレイヤーを決めます。
門風(メンフォン)って?各プレイヤーの方角を決める
麻雀では、各プレイヤーに東西南北の方角が決められていて、それを『門風(メンフォン)』と言います。
親の順番は反時計回り!門風と一緒に回る
ある局において、親のプレイヤーの門風(メンフォン)は『東家(トンチャ)』、その右隣が『南家(ナンチャ)』、さらに右隣が『西家(シャーチャ)』、さらに右隣が『北家(ペーチャ)』となります。
そしてその局が終わると、親は右隣に移ります。先ほど東家だったプレイヤーの右隣の人が次の東家となるのです。プレイヤーの門風は局が進むごとにどんどん反時計回りに変わっていき、常に東家の人が親を務めることとなります。
麻雀用語を覚えよう
親、子詳細
ある局において一番最初に番が回ってくるプレイヤーを親、それ以外を子という。
門風(メンフォン)詳細
各プレイヤーの方角のこと。それぞれ東家(トンチャ)、南家(ナンチャ)、西家(シャーチャ)、北家(ペーチャ)といい、常に東家のプレイヤーが親を務める。
席決め!『つかみ取り』で場所を決める
まずは、各プレイヤーの座る場所を決めます。じゃんけんなどで決めても構いませんが、この記事では一般的に使われる『つかみ取り』という方法を紹介します。
各1枚の東南西北をシャッフルし、仮東(カリトン)を決める
まずは、東南西北の牌を1枚ずつ用意し、裏を向けてシャッフルします。各プレイヤーが1枚ずつ牌を取り、東の牌を引いたプレイヤーが『仮東(カリトン)』となります。
仮東の人を基準に、他のプレイヤーの席を決める
仮東のプレイヤーが好きに席を選び、その右隣に先ほど南を引いた人、さらに右隣に先ほど西を引いた人、その右隣に先ほど北を引いた人が座ります。
以上でつかみ取りによる場所決めは完了です。
麻雀用語を覚えよう
つかみ取り詳細
麻雀における、席決めの方法のこと。東南西北の風牌をシャッフルして、各プレイヤーが1枚取って席決めをする。
仮東(カリトン)詳細
つかみ取りで東の牌を取ったプレイヤーのこと。好きな席に座れる。
親の決め方、起家(チーチャ)を決めよう
座る場所が決まったら、次は最初に親を務めるプレイヤーを決めましょう。もちろんじゃんけんなどで決めても構いませんが、ここでは一般的に使われるサイコロによる親決めを紹介します。
最初の親=起家(チーチャ)をサイコロで決める
最初の親のことを『起家(チーチャ)』といい、2個のサイコロを2度振って決めます。
まず仮東の人が2つのサイコロを振ります。仮東の人を基準に出た目の合計の数だけ反時計回りに数え、2度目にサイコロを振る人を決めます。次に、先ほど決まったプレイヤーがもう一度2つのサイコロを振り、その人を基準に出た目の合計の数だけ反時計回りに数え、起家を決めます。
例えば、仮東の人が「8」の目を出した場合、仮東の左隣の人が2度目のサイコロを振ります。そして2度目のサイコロで「7」が出た場合、その正面の人が起家となります。
起家マークを置く
起家に決まった人は、『起家マーク』の「東」と書かれた面を上にし、自分から見て卓の右端に置きます。
起家マークは、局が進んで親が変わっても動かさず、誰が起家だったかわかるようにします。親が一周し、起家の人が2度目の親を務めるタイミングで、起家マークを裏返して「南」と書かれた面を表にしましょう。
起家の門風は東に
起家に決まった人は、最初の局で親を務めるわけですから、まずは『東家』としてゲームを始めましょう。そしてその右隣の人が『南家』、さらに右隣の人が『西家』、さらに右隣の人が『北家』となります。
麻雀用語を覚えよう
起家(チーチャ)詳細
最初の局で親を務めるプレイヤーのこと。
起家マーク詳細
起家のプレイヤーから見て卓の右端に置くことで、ゲームが進んだ時も誰が起家だったか確認できるようにするためのマーク。
点棒を配る
席決めと親決めが終わったら、各プレイヤーに点棒を配りましょう。
点棒は全4種類
点棒とは、各プレイヤーの得点を表すための道具です。10,000点棒、5,000点棒、1,000点棒、100点棒の4種類があります。
各プレイヤーに25,000点配る
ゲームを始める前に、初期の持ち点分を各プレイヤーに配ります。配る得点はルールによってまちまちですが、25,000点配るルールが最も普及しています。25,000点配るときは、10,000点棒×1本、5,000点棒×2本、1,000点棒×4本、100点棒×10本のセットで配るのが一般的です。
麻雀用語を覚えよう
点棒(テンボウ)詳細
得点を表すための、棒状の道具。
補足
カラー点棒って?500点棒
点棒になかには、ぱっと見で点棒の見分けがつくように、色が付いたタイプのものもあります。これを『カラー点棒』といい、一般的に使われる10,000点棒、5,000点棒、1,000点棒、100点棒に加えて、500点棒がセットになっていることが多いです。
カラー点棒を使う場合は、最初の持ち点25,000点として10,000点棒×1本、5,000点棒×2本、1,000点棒×4本、500点棒×1本、100点棒×5本を配るのが一般的な組み合わせになります。
まとめ
- 東南西北の牌を使って、『つかみ取り』で場所を決める
- 2個のサイコロを2回振り、起家を決める
- 点棒を25,000点分配る