今回の記事では、和了牌について解説していきます。
Contents
和了牌とは、上がるのに必要な最後の1枚の牌
これがあれば和了!和了牌、待ち牌
麻雀は、13枚の手牌を入れ替えていくことで『役』という特別な組み合わせを完成させ、『和了(あがり/ホーラ)』を目指すゲームです。
あと1枚あれば役が完成して和了できるような状態において、和了に必要な最後の1枚の牌のことを『和了牌(あがりはい)』もしくは『待ち牌』と言います。
なお、あと1枚あれば役ができるような状態のことは、『聴牌(テンパイ)』と言います。
麻雀用語を覚えよう
手牌(てはい)詳細
自分の持っている13枚の麻雀牌。
役(やく)詳細
麻雀牌の特別な組み合わせのこと。麻雀では、ツモって捨てることを繰り返して手牌で役を作ることを目指していく。
和了(あがり/ホーラ)詳細
役を揃えること。和了となると、揃えた役に応じた得点を得られる。
聴牌(テンパイ)詳細
あと1枚あればあがれる状態のこと。
あがり方と、和了牌
雀頭(ジャントウ)と面子(メンツ)を揃えて和了を目指そう!
麻雀は、手牌で役を作るのが目的です。役は、2枚1組の『雀頭(ジャントウ)、アタマ』を1組、3枚1組の『面子(メンツ)』を4組そろえることで役が完成します。
手牌は13枚だが、和了には14枚必要
先ほど、上がるためには2枚1組の雀頭1つと、3枚1組の面子4組が必要と説明しました。つまり、上がるには2×1+3×4=14枚が必要となります。
一方で、麻雀の手牌は13枚しかないため1枚足りません。その足りない1枚、つまり和了牌は、特別な方法で補充する必要があります。
和了牌は、ロンかツモでゲットする
和了牌をゲットする方法としては、他人の捨て牌を奪う『ロン和了』と、自分でツモる『ツモ和了』があります。
麻雀用語を覚えよう
雀頭(ジャントウ)、アタマ詳細
役を作るために必要な、2枚1組の麻雀牌の組み合わせのこと。上がるためには雀頭が1つ必要になる。
面子(メンツ)詳細
役を作るために必要な、3枚1組の麻雀牌の組み合わせのこと。上がるためには面子が4つ必要になる。
ロン和了、ロン
他家が自分の和了牌を捨てたとき、その捨て牌を奪ってあがること。
ツモ和了、ツモ
ツモった牌が和了牌だったとき、そのままあがること。
和了牌を見逃した場合は?フリテンって?
あがれるのに、和了牌を見逃してしまったら?
ツモやロンをして和了できるにも関わらず、それに気が付かず見逃してしまう場合があります。このような見逃し自体はルール違反ではありませんが、『振聴(フリテン)』という扱いになり、その後の行動に制約がかかります。
ツモ和了を見逃すと『フリテン』に、ロンできなくなる
ツモ和了できるにも関わらず見逃してしまった場合は、『振聴(フリテン)』となります。この場合は、その局が終わるまでロン和了できなくなります。
ロン和了を見逃すと同巡内『フリテン』に、次の自分の番までロンできなくなる
ロン和了できるにも関わらず見逃してしまった場合は、『同巡内フリテン』となります。この場合は、次の自分の番が来るまでロン和了できなくなります。
麻雀用語を覚えよう
振聴(フリテン)
和了牌がすでに自分の捨て牌の中にある状態のこと。ロン和了ができなくなる。
局(きょく)詳細
麻雀のゲーム1回分のこと。1局、2局……と数える。
上家(カミチャ)
自分の左隣のプレイヤーのこと。
和了牌の枚数は?
和了牌が1枚の場合
例えば以下のような場合、七萬、八萬、九萬の面子が完成すれば和了となります。そのため、和了牌は七萬のみの1種となります。
和了牌が複数ある場合
一方で以下の例では、七萬、八萬、九萬の面子のほかに、六萬、七萬、八萬の面子ができる可能性もあります。そのため、和了牌は六萬と九萬の2種類となります。
なるべく和了牌が多い待ちの方が有利
上の例で示したように、聴牌の形によって和了牌は1種の場合もあれば、複数種の場合もあります。聴牌の形のことを『待ち』、和了牌が複数あるような待ち方を『多面待ち』といい、多面待ちの方が和了できる確率が高く、有利にゲームを進めることができるでしょう。
麻雀用語を覚えよう
待ち
聴牌(テンパイ)している時の形のこと。
多面待ち
和了牌が複数あるような待ちのこと。
ペンチャン待ち
1雀頭と3面子が既に完成しており、残りの2枚が[1, 2]もしくは[8, 9]の組み合わせになっている待ちのこと。3もしくは7が和了牌となる。
リャンメン待ち
1雀頭と3面子が既に完成しており、残りの2枚が数字の連続する2枚の牌の組み合わせで、その両隣の牌が和了牌となる待ちのこと。和了牌が2種ある。
まとめ
- 和了するために必要な最後の1枚の牌が和了牌
- 和了牌は、ツモかロンでゲットする
- 和了牌を見逃してしまった場合はフリテンに