今回の記事では、麻雀用語の風牌について解説していきます。
Contents
風牌って?種類は?
方角が書かれた麻雀牌
『風牌(フォンパイ)』は、東西南北の方角が書かれた牌で、『四風牌(スーフォンパイ)』とも呼ばれています。なお、風牌のような漢字が書かれた牌のことを総称して、『字牌(ツーパイ)』と言います。
東、南、西、北の4種類
東、南、西、北の4種類があります。
風牌の読み方は?
4種の風牌は、それぞれ東(トン)、南(ナン)、西(シャー)、北(ペー)と読みます。
麻雀用語を覚えよう
字牌(ツーパイ)詳細
漢字だけが書かれた牌。
風牌の順番は?ドラはどうなるの?
東⇒南⇒西⇒北⇒東⇒……の順番
風牌には順番があり、東⇒南⇒西⇒北⇒東⇒……の順になっています。
風牌がドラ表示牌のときは?
風牌がドラ表示牌になっていた時は、上述の順番をもとに、ドラ表示牌の次の牌がドラになります。例えば、ドラ表示牌が東ならドラは南、ドラ表示牌が西ならドラは北、といった具合です。
順番はあるが、順子にはならない!チーも不可!
風牌に順番はありますが、『順子(シュンツ)』にはならないので注意しましょう。例えば[東, 南, 西]という組み合わせを『面子(メンツ)』と見なすことはできません。
麻雀用語を覚えよう
ドラ表示牌
ドラを示すための牌。この牌自体はドラでも何でもない上、プレイヤーの手牌に渡ることもない。
ドラ
和了した時に手牌の中にドラがあると点数にボーナスがつく。
面子(メンツ)
役を作るために必要な、3枚1組の麻雀牌の組み合わせのこと。上がるためには面子が4つ必要になる。
順子(シュンツ)
面子の一種。同じ種類で数字が連続した3枚の麻雀牌の組み合わせのこと。
風牌の分類
自風牌(ジカゼハイ):自分の門風と同じ風牌
麻雀では、各プレイヤーに方角が決められていて、それを『門風(メンフォン)』と言います。門風はプレイヤーごとに固定ではなく、ゲームが進むとどんどん変わっていきます。常に親の門風が東となり、それを基準に反時計回りに南、西、北となります。
自分の門風と同じ風牌のことを『自風牌(ジカゼハイ)』と言います。例えば、親は門風が東なので、自風牌も東になります。
場風牌(バカゼハイ):今の局における場と同じ風牌
麻雀では、局ごとにも方角が決められていて、それを『場風(バカゼ)』といいます。ゲームがスタート時の場風は東で、親が1巡するごとに東⇒南⇒…と進みます。例えば、一般的に麻雀の1試合の単位として使われる『半荘(ハンチャン)』では親を2巡させるため、前半4局の場風は東、後半4局の場風は南となります。
場風の方角と同じ風牌を『場風牌(バカゼハイ)』と言います。
客風牌(オタカゼハイ):自風牌でも場風牌でもない風牌
風牌の中で、自風牌でも場風牌でもない牌を『客風牌(オタカゼハイ)』と言います。
役牌、翻牌:自風牌+場風牌+三元牌
自風牌、場風牌、三元牌の総称を、『役牌(ヤクハイ)』もしくは『翻牌(ファンパイ)』と言います。
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門風(メンフォン)
各プレイヤーの方角のこと。それぞれ東家(トンチャ)、南家(ナンチャ)、西家(シャーチャ)、北家(ペーチャ)といい、常に東家のプレイヤーが親を務める。
親
ある局で、最初に番が回ってくるプレイヤーのこと。
自風牌(ジカゼハイ)
自分の門風と同じ方角の風牌のこと。
場風(バカゼ)
ある局において決められた方角のこと。ゲームスタート時は東で、親が1巡ごとに東⇒南⇒西⇒…と進む。
場風牌(バカゼハイ)
場風と同じ方角の風牌のこと。
客風牌(オタカゼハイ)
自風牌でも場風牌でもない風牌のこと。
三元牌(サンゲンパイ)
白、發、中の総称。
役牌(ヤクハイ)、翻牌(ファンパイ)
自風牌、場風牌、三元牌の総称。
風牌が絡む役
翻牌(ファンパイ)
小四喜(ショウスーシー)
大四喜(ダイスーシー)
字一色(ツーイーソー)
国士無双(コクシムソウ)
まとめ
- 方角が書かれた4種類の牌
- 東⇒南⇒西⇒北⇒…の順番