今回の記事では、麻雀のゲームの大まかな流れを解説していきます。
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ゲームの概要
麻雀は4人で行うボードゲームで、中国で生まれました。日本、東南アジア、アメリカなどでも楽しまれており、世界中で数億人ものプレイヤーがいるとされています。
『牌(はい、ぱい)』と呼ばれる駒のようなものを使うのが特徴で、各プレイヤーは自分の持っている牌を交換しながら特別な組み合わせ(=役)を揃えることを目指します。
役が揃うと得点を獲得でき、最終的に最も高得点を得たプレイヤーが勝利となります。
- プレイ人数 :4人
- ゲームの目的:役を揃えて、高得点を取ること
- プレイ時間 :1時間~2時間程度
ゲームに必要なもの
麻雀卓、麻雀マット
麻雀で遊ぶには、『麻雀卓』と呼ばれる専用の机が必要になります。家庭用には、普通の机の上に敷くことで麻雀卓として使える『麻雀マット』が使われる場合も多いです。
麻雀牌
麻雀では、『麻雀牌(まーじゃんぱい)』と呼ばれるタイルのようなものを使ってゲームを進めます。麻雀牌は34種あり、各4枚の計136枚を使用します。
点棒、起家マーク、サイコロなどの小物
プレイヤーの得点を計算するための『点棒』、ゲームの進行度合いを示す『起家マーク(チーチャマーク)』、プレイの順番決めなどに使われる『サイコロ』といった小物も必要になります。これらは他の物でも代用は可能ですが、市販の麻雀セットに付属している場合がほとんどです。
- 麻雀卓or麻雀マット
- 麻雀牌 34種×各4枚=計136枚
- 点棒、起家マーク、サイコロ等の小物
ゲームの様子
下の画像は、麻雀のゲーム中の様子を表したものです。なお下の画像では麻雀牌はすべて真っ白で描いていますが、実際はそれぞれの牌ごとに様々な文字や絵が入っています。
①麻雀卓 | 麻雀をプレイするためのテーブルです。 普通のテーブルの上に敷くマットタイプのものも使われます |
②牌山(ハイヤマ) | 2段×17枚=計34枚の麻雀牌の山です。 各プレイヤーの目の前に牌山があり、ここから麻雀牌を1枚ずつ取っていくことでゲームが進行します。 |
③手牌(てはい) | 自分の持っている麻雀牌で、13枚あります。 相手から見えないように立てておきます。 |
④河(ホー) | 4つの牌山に囲まれたスペースで、牌を捨てていく場所になります。 |
⑤捨て牌 | 各プレイヤーが手牌から捨てていった牌です。 捨て牌は他のプレイヤーに見えるように置いていきます。 |
⑥王牌(ワンパイ) | ゲームから除外している14枚の牌です。 ゲームごとにサイコロでランダムに決められます。 |
⑦ドラ表示牌 | ゲーム中のボーナス牌である『ドラ』を示すための牌です。 |
⑧点棒 | 各プレイヤーの点数を示す棒です。 100点棒、1000点棒、5000点棒、10000点棒の4種類を使うのが一般的です。 |
⑨起家(チーチャ)マーク | ゲームの進行度合いを示すための印です。 |
麻雀用語を覚えよう
手牌(てはい)詳細
自分の持っている13枚の麻雀牌。
牌山(ハイヤマ)詳細
2段×17枚の麻雀牌の山。プレイヤーがここから麻雀牌を引いて手牌に加えていくことでゲームが進行する。
河(かわ、ホー)詳細
手牌から麻雀牌を捨てる場所のこと。
ゲームの流れ
- 親を決めて、牌の山を積む(牌山)
- 各プレイヤーに牌を配る(配牌)
- 親から順に1枚手牌を補充して、1枚捨てるを繰り返す(ツモって捨てる)
- 誰か1人の手牌に役ができたら1ゲーム終了、得点を得る(和了)
- 8ゲーム終わった時点で最高得点を獲得したプレイヤーの勝利(半荘)
親決めと、配牌
麻雀で遊ぶ準備として、まず親を一人、子を三人決めます。親を決めたら各プレイヤーに各13枚の麻雀牌を配ってゲームスタートです。
1枚取って(ツモ)、1枚捨てる(捨て牌)
親から順番に、『牌山(ハイヤマ)』から1枚麻雀牌を取って手牌に加え、手牌を『河(ホー)』に1枚捨てて他のプレイヤーに公開します。
このとき、牌山から1枚麻雀牌を取る行為を『ツモる』、手牌から牌を1枚選んで河に捨てる行為を『打牌(だはい)』と言います。打牌した牌は『捨て牌』といい、他のプレイヤーに見えるように公開して置きましょう。
麻雀は、この「ツモって捨てる」行為を繰り返すことでゲームが進行していきます。親が1枚ツモって捨てたら、次は右隣のプレイヤーがツモって捨て、次はさらに右隣のプレイヤーがツモって捨て……といった具合に反時計回りに進めていきます。
麻雀用語を覚えよう
ツモる詳細
牌山から麻雀牌を1枚とって手牌に加える行為。
打牌(だはい)詳細
手牌から河に牌を捨てること。
捨て牌詳細
手牌から捨てられた牌のこと。麻雀では、1枚ツモって1枚捨て牌にしていくことを繰り返すことでゲームが進んでいく。
役が揃ったら上がり(和了)、得点をゲット
ツモって捨てる行為を繰り返していくことで、プレイヤーの手牌はどんどん入れ替わっていくこととなります。
これを繰り返していく中で『役』と呼ばれるある決まった特別な牌の組み合わせを作ることができれば『和了(あがり/ホーラ)』となります。上がることができたプレイヤーは、作った役によって得点を得ることができます。
基本的には誰か一人があがったタイミングで1ゲーム(=局)は終了し、次の局に移ります。
麻雀用語を覚えよう
役(やく)詳細
麻雀牌の特別な組み合わせのこと。麻雀では、ツモって捨てることを繰り返して手牌で役を作ることを目指していく。
和了(あがり/ホーラ)詳細
役を揃えること。和了となると、揃えた役に応じた得点を得られる。
局(きょく)詳細
麻雀のゲーム1回分のこと。1局、2局……と数える。
親を反時計回りに回していき、親が2週(半荘)したら終了
1局が終わると、親を右隣のプレイヤーに移します。順番に親を回していき、各プレイヤーが2回親をやったところで全ゲーム終了です。
なお、親を2週回す1試合のことを、『半荘(ハンチャン)』と言います。
麻雀用語を覚えよう
半荘(ハンチャン)詳細
麻雀の1試合の単位。全員が2回ずつ親をやったところで半荘終了とする。
最終的に得点が一番多かったプレイヤーの勝利
半荘終わった時点で得点を集計し、最も高得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
- 親を決めて、牌の山を積む(牌山)
- 各プレイヤーに牌を配る(配牌)
- 親から順に1枚手牌を補充して、1枚捨てるを繰り返す(ツモって捨てる)
- 誰か1人の手牌に役ができたら1ゲーム終了、得点を得る(和了)
- 8ゲーム終わった時点で最高得点を獲得したプレイヤーの勝利(半荘)
まとめ
- 麻雀は、34種の麻雀牌を使って遊ぶ
- 13枚の手牌に、牌山から1枚ツモって1枚捨てるのを繰り返す
- 役が揃ったら和了
- 最終的な得点で勝敗を決める